倫理法人会の母体である一般社団法人倫理研究所は昭和20年9月3日、丸山敏雄によって創設されて以来、研究・教育・出版・普及などの事業で広く会員を募り、「生涯学習活動」としての倫理運動を推進しています。
倫理研究所は、生涯学習を推進する会員によって構成される社会教育団体です。和やかな家庭、活力ある職場、明るい地域社会をつくることが、美しく平和な社会を築く第一歩です。人間生活のすじみちを学び、日々の実践に努める人々の輪を拡げるべく、さまざまな事業を展開しています。
会員は 個人15万人、法人 6万8,000社 。書道や短歌による芸術活動、地球環境の保護と美化活動にも力を注いでおり、その輪はアメリカ(ニューヨーク・ロサンゼルス・ハワイ)ブラジル、中国、台湾にも広がっています。【2020年8月末日現在】
昭和55年にスタートした倫理法人会は、実行によって直ちに正しさが証明できる純粋倫理(くらしみち)を基底に、経営者の自己革新をはかり、心の経営をめざす人々のネットワークを拡げ、共尊共生の精神に則った健全な繁栄を実現し、地域社会の発展と美しい世界づくりに貢献することを目的とした団体です。
現在は全国714カ所(都内45カ所)で「企業に倫理を、職場に心を、家庭に愛を」をスローガンに、純粋倫理に根ざした倫理経営を学び、実践し、その輪を拡げる活動に取り組んでいます。
「経営」の「経」は時代によって変わらない原理・原則を意味します。この不変である「経」は倫理にほかなりません。倫理法人会では、倫理に基づく 「倫理経営」の学習と実践をとおして、企業と社会の健全な繁栄をめざしています。
元気な会社の秘訣は朝にあり
全国714ヵ所の会場で毎週1回、早朝に開催しているセミナーです。参加者は朝型の生活習慣を身につけながら、純粋倫理の学びと各界で活躍する講師の体験談などを通して、企業を健全な繁栄へと導く倫理経営について学びます。会員間の交流により、経営者にとって大切な気づきを得ています。
活力朝礼で英気あふれる職場に
倫理法人会では、『職場の教養』(毎月発行・小冊子)を使った「活力朝礼」を推進しています。「企業は人なり」というように、よりよい社風づくりには、社員の資質の向上と、活力が欠かせません。朝礼を単なる報告・連絡の場で終わらせず、教育の場として、社員を元気にする場として活用します。「爽やかな笑顔・元気で大きな声・美しい姿勢・機敏な動作」が朝礼を活性化させ、英気あふれる職場をつくります。
経営者の集い
新規入会者や入会希望の経営者を対象に、開催しています。会員による、日々の倫理の実践から生まれた会員の具体的な体験談を通して、倫理経営について学ぶ勉強会です。
倫理の観点から企業活性化への道を示す
多くの人々に倫理経営の重要性を伝えるべく、毎年1月から5月にかけて全国約700ヵ所で開催しています。企業の健全な繁栄を実現し、地域社会の発展に寄与する倫理経営の真価と拡がりについて、倫理法人会の講師による講演と、事業体験報告や会員企業による朝礼などを通してお伝えします。